宮川紙店ブログ

こんにちは、六代目です。

少し間隔が空いてしまいましたが、
「水うちわのお話シリーズ」最後の「竹の骨」についてご紹介します。

最初にも書きましたが、
宮川紙店で扱っている家田紙工さんの「水うちわ」はその材料すべてが日本産です。
また手掛ける職人さんも日本にこだわり、今回ご紹介するうちわの骨も、香川県の丸亀の職人さんです。

使用する竹は、うちわ作りに適した国産の冬季のもの。
それを穂先から同間隔で切り込みを入れます。
その工程を熟練の職人さんは、1日に500~800本(!)もこなすそうです。
全て手作業ですよ!!
考えるだけで気が遠くなります・・・

こうしてたくさんの職人さんたちの手を経て、
水うちわは完成します。

写真は『鉄線』です。

関わっているすべての人が丁寧な仕事をするからこそ、
これだけ人の心を打つ美しさが出来上がるんだと思います。

そう思って改めて水うちわを眺めてみると、
より一層輝いているように見えます。

ぜひ、これらの背景も思い浮かべながらお手に取ってみてください。
間違いなくオススメですよ!

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