
こんにちは、六代目です。
今年も飯田の秋祭りの季節が終わってしまいますね。
宮川紙店のある丘の上だけでも、7月7日の冨士山神社を皮切りに、大宮神社、愛宕神社、今宮神社、長姫神社と約1か月にわたり行われたお祭りラッシュも終わりました。
実はこのお祭りに、少しだけ、でも凄く大切な部分で宮川紙店も関わっていたんです。
お祭りといえば、お神輿ですよね。
そのお神輿につける、アレ。
それからそのお神輿を先導する人が持っている、アレ。
あのヒラヒラした、アレ。
そう!幣束です!(写真は六代目が住んでいる町内のものです。)
この幣束、神仏への供え物や、お祓い、神輿の露払いなどに用いられたり、それ自体が神の乗り物であったり依り代であるという神聖なものなんです。
では、その幣束が何でできているかご存じですか?
これ、障子紙なんです。(神事で神主さんたちが使うものは和紙だったりします)
でもこの障子紙、実は最近では皆さんなかなか手に入らないとお困りのようで……
というのも、お祭りの幣束を作るための障子紙は折ってあるものも使うのですが、ホームセンターなどに行ってみても最近は巻いたものしかないんですね。
なので、多くの町内の会計さんや係の方が当店にお求めにいらっしゃってくれます。
「こういうのはやっぱり専門店だね!」とか
「宮川さんがなきゃ困る!」
と言ってもらえると、お役に立てて本当に嬉しい気持ちになります!!
さてこの幣束、実は作れる方もどんどん少なくなってきているようです。
昔は各町内に必ず作れる先輩がいたようなのですが、今ではそういう方もいなくなってしまい作れなくなってしまったんですね。
でもご安心ください!
宮川紙店では障子紙をお売りするだけではなく、幣束の形に切ってお渡しすることも可能です!
(広げる前の形でのお渡しです)
今年もたくさんの町内からご注文を頂きました。ありがとうございました。
こんな幣束ですが、飯田市周辺ではもう1つ使うイベントがありますよね。
お正月にある、アレです!
そう、どんど焼き!(「おんべ」や「ほんやり」とも言いますね)
このてっぺんに付いているヒラヒラした物も幣束なんです。
こちらも毎年小学校の保護者の方や自治会の方が当店に作成をご依頼くださいます。
今年役員や係になった方。
もしも幣束でお困りでしたら、ぜひ宮川紙店までご相談ください!
【襖や障子の張り替え承ります!】
宮川紙店ではいつでも襖や障子の張り替えを承っております。
ご相談は0265-24-0048にお電話ください。
もしくはこちらのホームページのお問い合わせからお気軽にどうぞ。